金属加工方法

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放電加工

加工内容

放電加工は、水や石油などの加工液の中で、電極とワーク(工作物)の間に電気による火花を起こし、その熱で少しずつ金属を溶かして加工する技術です。加工液は金属を冷却する役割があります。溶けた部分はワークから離れると同時に加工液によって急激に冷却され固体化します。電極とワークの間には火花が断続的に生み出されることで金属の溶解と冷却が繰り返され、少しずつ目的の形状に加工されていきます。

加工液は金属の冷却以外にも火花誘発、溶けた金属の飛散防止、また絶縁状態を作り出す目的があり、純水や石油が使用されます。切削工具などを使ってワークに大きな力を加えて削る加工方法よりもワークへの負担が少なく、常に冷却しながら加工を行うので熱による変形も比較的発生しにくい加工方法です。そのため、薄い板の加工や、精密な形状のプレート・金型などの製作に適しています。通電する材質であればこの方法で加工することができます。切削加工のようにドリルで削る加工方法と比べると一定時間内で削れる量が少なく、加工に時間がかかります。

放電加工の種類

ワイヤー放電加工

ワイヤー放電加工は、直径約0.02~0.35mmの非常に細いワイヤー線を電極として火花を発生させて、そこから生じる火花の熱で金属を切断する加工方法です。張ったワイヤーとワークを近づけた状態で放電して、ワイヤーで切るように加工します。このワイヤーは工作物を上下に貫通するようにしか動かせないため、底付きの形状の加工はできません。

型彫放電加工

型彫放電加工は、予め電極を加工し、型として使用する加工方法です。電極をワークに近づけて1秒間あたり1000~10万回の火花を断続的に発生させて、電極の形状通りに溶かします。この加工方法では底付きの形状の加工も可能です。しかし、電極を型として加工するため、コストと時間はワイヤー放電加工よりもかかります。

加工方法例

鋭角にカット

鋭角にカット

鋭角にカット

鋭角にカット

細い線

細い線

放電加工に用いる設備例

その他 設備案内

対応する素材

その他 素材

納品実績

その他 納品実績

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