曲げ加工
加工内容
曲げ加工は、金属の板や丸棒の材料を曲げる加工方法です。板状の金属材質に対する板金加工の加工内容の一つでもあります。一般的に物体は力を加えると変形します。しかし、その力がなくなると元の形に戻ります。金属材質には一定以上の力を加えて変形させると元の形に戻らない「塑性」という性質があり、曲げ加工はこの性質を利用した加工です。加工は主にパネルベンダーやプレス加工機に金型を取り付けて行います。金型は上型のパンチと下型のダイに分かれており、その間に材料をセットします。パンチを下降させダイに押し付けることで曲げ部に圧力を加え、必要な形状に変形させます。
曲げ加工では、材料の変形に伴い、圧縮による歪みや割れが発生することもあります。高精度に曲げるためには加工する素材の板厚や硬さ、引張強度といった特性など様々な要素を計算して行う必要があります。
曲げ加工の注意点
スプリングバック
スプリングバックとは材料を曲げた時に生じる元の形状に戻ろうとする力です。この力によって曲げの角度の精度が落ちます。板厚が薄い材料や曲げる角度が急な材料、引張強度の高い材質はスプリングバックが起きやすい傾向があります。スプリングバックへの対策は、あらかじめ角度が開くことを考慮し、角度を少し狭くして曲げ加工を行うことで寸法公差に収まるように調整する方法や、曲げ加工を複数回行い曲げ角度の微調整を行うなどの方法があります。
対応する素材
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