炭素鋼とステンレス鋼の違い
共に鋼材である炭素鋼とステンレス鋼は、金属加工での使用頻度の高い材料です。部品の要件によっては炭素鋼からステンレス鋼の材質変更が必要な場合がありますが、この2つの違いを理解することで適切な材質変更を行うことができます。
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共に鋼材である炭素鋼とステンレス鋼は、金属加工での使用頻度の高い材料です。部品の要件によっては炭素鋼からステンレス鋼の材質変更が必要な場合がありますが、この2つの違いを理解することで適切な材質変更を行うことができます。
金属加工に使用されるステンレス鋼(SUS)は、主にマルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系の3種類です。ステンレス鋼は含有物の量と熱処理によって、結晶構造が変化します。結晶構造の違いはそのまま性質の違いになります。
SUS329J4Lは、オーステナイト相とフェライト相からなる二相系ステンレス鋼の1つです。クロムとモリブデンの含有量が多く、強度と耐食性が優れています。高濃度の塩化物環境で発生しやすい孔食や隙間腐食への耐食性に優れた金属です。
腐食に強いステンレス鋼も、環境によっては腐食が起こる可能性があります。ステンレス鋼の腐食は主に不動態皮膜の損失が原因です。腐食にも様々な種類があり、その発生要因も異なります。この記事ではステンレス鋼の腐食の種類を解説します。
SUS303とSUS304はステンレス材料の中でも代表的な鋼種です。オーステナイト系ステンレスに分類され、ニッケルを含んでいます。どちらも入手しやすいステンレス鋼です。この記事ではSUS303とSUS304の特徴と違いを解説します。
2相ステンレス鋼はオーステナイト系ステンレスとフェライト系ステンレスを同じ割合で二相混合したステンレス鋼です。混合した2種のステンレス鋼の長所をかけ合わせた物理的性質を持っています。この記事では2相ステンレス鋼の特徴について解説します。
ステンレス鋼には様々な種類があります。用途や形状によって適切な鋼材を選択することでより低コストで長持ちする部品を製作することができます。この記事ではステンレス鋼材の材料選択の参考として、代表的なステンレス鋼の特徴を解説します。
オーステナイト系ステンレスに分類されるSUS316には、名前の後ろに「L」がついたSUS316Lという種類があります。これが付くことによって性質に違いができます。この記事ではSUS316とSUS316Lの違いについて解説します。
加工硬化とは、金属に力を加えることにより硬さが増す現象です。ステンレス加工のトラブルの要因の1つです。ステンレス鋼の種類によっても加工硬化の有無・程度が変わります。この記事ではステンレスの加工硬化が起こる種類と原因を解説します。
SUS304とSUS430は共にステンレス鋼の切削加工において代表的な金属です。共に加工性に優れたステンレス鋼ですが、添加された金属の違いから耐食性などの性質に違いがあります。この記事ではSUS304とSUS430の違いを解説します。
SUS304とSUS316はともにオーステナイト系ステンレスです。SUS316はモリブデン添加により、耐食性が強化されたステンレス鋼です。その影響で加工性にも差異があります。この記事ではSUS304とSUS316の違いを解説します。
ステンレス・SUSの代表的な特徴は、耐食性が高く錆びにくいところにあります。構造物や建造物の基礎や骨格を支える鉄筋・形銅から、錆びやすい環境での部品まで、使用用途は多岐に渡ります。この記事ではステンレス鋼の特徴を解説します。
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