METAL SPEED 金属加工・切削加工

試作とは？金属の試作加工方法とポイント【試作メーカー】

試作はものづくりにおいて重要な工程です。プロトタイプを作り、製品への組み込み前や市場投入前に問題点を洗い出すための工程です。試作を通じて、設計の妥当性や機能の検証を行い、修正と改善を繰り返すことで最終的に最高のパフォーマンスを発揮する完成品を開発することを目指します。この記事では金属加工による試作の方法と試作を成功させるためのポイントを紹介します。

試作の重要性

試作を行うことで、製品の改善点や問題点を早期に発見し、量産後の不具合を防止することができます。試作を適切に行うことで開発コストや時間、労力を削減することができます。また、試作でアイデアが形になることで、機能や性能に対する要求が具体的になり、プロジェクトが前進しやすくなります。製品の機能や性能、デザインの検証においても試作品の存在は重要で、よりユーザーのニーズに合致した製品を開発することができるようになります。

試作の方法

試作方法は切削加工や3Dプリンター出力、簡易金型など様々な方法があります。1個から数個の生産が可能な加工方法を採用することが一般的です。外観の確認、機能の確認、量産の確認など試作の目的や段階によっても最適な試作方法は異なります。ここでは当社で対応可能な切削加工と3Dプリンター出力を紹介します。

• 切削加工

多品種小ロット加工の代表的な試作方法です。加工精度が高く、加工できる材質が豊富であるため、実際に使用する前提での機能の試作が可能です。1個から製作でき、数日以内の納期指定も可能など、短納期という特徴もあります。また、1000個以内の量産方法としても優れています。

• 3Dプリンター出力

形状の自由度が高く、デザイン確認目的としても優れた試作方法です。1個から製作でき、納期も短いことから試作方法として広く採用されています。中空構造などのこの試作方法ならではの設計も可能です。材質の幅は切削加工より狭く、金属材質での製作は高額になる傾向があります。

試作と量産の違い

試作は1個から数個の製作を目的としており、100個や1000個の製作を目的とした量産とは費用感や納期感、最適な加工方法も異なります。試作は製品の機能や性能、デザインを検証する工程であり、小ロット・短納期で何度も試作と評価を繰り返すことができる方法が求められます。それに対して量産は、品質が何よりも重要で、さらに量産により単価が下がることが期待されます。

試作の成功ポイント

• 対応スピードと納期を重視する
• 設計変更に強い試作会社に依頼する
• 量産を見据えた設計をする

試作の目的は製品の改善点や問題点を見つけ出し、それを修正することです。そのサイクルが短いほど、より短期間で良い製品を開発できる可能性が高くなります。そのため、試作品が手元に届くまでの期間は短ければ短いほど良いです。対応スピードが速く、短納期対応ができる協力会社を見つけることで試作段階を成功させることができます。

また、設計変更に強い試作会社を見つけることも成功のポイントです。試作のフィードバックを反映し、試作品の改良を行う手段として設計変更や材質変更、加工方法の変更など様々な手段があります。これらの変更に対して提案をしてもらえるような、実績と知見の豊富な試作会社と進めることでスムーズに進めることができます。

さらに、試作段階から量産を見据えた設計をすることで、後々の問題を減少させることができます。製造工程やコスト、品質を考慮して量産時のトラブルを未然に防ぎます。

金属の試作対応材質

METAL SPEEDでは、主に以下の金属材質の切削加工実績があります。いずれも材料の調達から表面処理まで、当社で一括してお任せ頂けます。こちら以外の材質については、一度お問い合わせください。

加工実績

試作依頼のためのFAQ

サービス内容は？

METAL SPEEDは、金属の切削加工によるパーツメーカーです。製品開発の試作や、小ロットで必要な部品の製作を中心にお引き合い頂いています。頂いたデータに基づいた切削加工だけではなく、設計段階からのご相談にも対応可能です。また、3Dプリンター出力による試作も可能ですので、お気軽にご相談ください。

加工範囲は？

最も得意とするのは両の手のひらに乗る小さなサイズの高精度加工です。加工機械の最大加工サイズはアルミニウム合金が700×400×150mm、それ以外の金属は320×320×200mmです。寸法精度は±0.075~0.01mm、幾何学精度は0.01~0.03mmに対応します。※形状によっては保証できない箇所もあります。

最小ロットは？

1図面1個の加工依頼から承ります。当社は全体の8割程度が10個以内の多品種小ロットの生産が得意です。1000個以内の量産にも対応可能です。試作後の量産も当社にお任せください。

見積に必要なものは？

お見積もりには3D-CADデータか2D-CADデータのどちらかと、材質・数量・希望納期の情報が必要です。公差や表面処理の指定もある場合は、合わせてご連絡ください。CADデータがない場合は、PDF図面からお見積りいたします。

依頼方法は？

お問い合わせフォームから上記の見積もりに必要な情報を入力・添付して送信頂ければスムーズに回答することができます。ファイルの容量などの都合でフォームからの送信ができない場合は、お問い合わせページ上部に記載のメールアドレスからご連絡ください。

このサイトはアルミ加工やステンレス加工の金属加工の情報をまとめています。金属部品の切削加工を中心に、設計や加工のご相談も承っています。不明点などある場合はお気軽にお問い合わせください。

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