金属加工とは?主な金属加工の種類を解説【金属加工会社】
金属加工は主に「機械加工」「塑性加工」「鋳造」の、素材の形状を変える金属加工と、「熱処理加工」「表面処理」の、素材の性質を変える金属加工に分類されます。この記事では、金属加工の種類と特徴を解説します。
金属加工のワンポイント講座
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追加工・二次加工とは既に切削・成形の加工が完了した部品に対して、部分的に修正を施す加工です。最も多いのが、メーカー標準部品を部分的に加工することで特注部品として仕様に合わせるケースです。メーカー標準部品は各メーカーのカタログでスペックを調べて、すぐ調達できる点がメリットですが、「サイズが微妙に合わない」「穴の数が足りない」など少しだけ変更を加えたい部分があることもあります。この要望に対して素早く対応できるのが追加工です。追加工では以下のような加工が可能です。この記事では追加工・二次加工で対応可能な加工内容について解説します。
追加工・二次加工は既製品に対して再度加工を行うことです。既製品の修正や、メーカー標準品のカスタマイズなどを目的に行われます。0から作り直すよりも低コスト・短納期で済むケースも多く、部品調達において重要な選択肢の一つです。また、修正による再利用で廃棄する製品を減らすこともできます。
例えば筐体・フラットバー・アルミフレーム・カップリング・ボックス・ケースなどの機械部品をカスタマイズする加工依頼があります。溝や斜め穴、抜き加工など、仕様に応じて様々な内容の追加工を行います。これらの加工は主にフライス加工や旋盤加工などの切削加工によるものです。そのため、対応範囲はこれらに使用する加工機械のスペックに基づきます。
追加工・二次加工のメリットは、新規製作するよりも低コストで必要な部品を調達できることです。部分的な形状変更の場合は、0から再製作するよりも材料費と加工費を抑えることができ、低コストかつ短納期で部品を調達することができます。しかし、追加工が難しい形状や材質は、逆に高くなることもあるため、新規製作と追加工のそれぞれの検討が必要な場合もあります。
タカチボックスなどのメーカー標準部品に、追加の穴の加工を行う事例があります。穴の追加のような追加工は標準部品のメーカーが対応していることもありますが、ロット数や納期などの条件によりメーカー外の加工会社に依頼するケースもあります。
自社用に開発された特注部品に対する追加工の活用例もあります。使用しているギアが新しく設計したシャフトに合わないため、追加工で形状を最適化したケースがあります。また、このような設計変更は往々にして発生します。これに対して、その都度最初から部品を製作すると時間とコストが掛かり、開発スケジュールの遅延、開発費の増加の原因になります。追加工により再利用が可能であれば、そのような無駄なコストを削減することができます。
難削材などの追加工が難しい材質や形状は、通常よりも加工時間がかかります。それにより、内容は単純な加工でも、費用が想定よりもかかるケースがあります。また、ほとんどの場合、メーカー規格品はある程度の製造ロットで生産しているので比較的安価に入手できる一方で、追加工部分は規格品の入手コストよりも高くなることがほとんどです。
追加工に適していない材質もあります。熱処理済鋼は、硬度が非常に高く加工が困難です。また、鋳造品のように寸法精度が高くなく、加工の基準が出しにくいものは加工精度が不安定です。
加工機械への固定が難しい形状は追加工には不向きです。加工できないか、できても加工精度が不安定です。加工機械への固定の際には、表面にわずかな傷が付くことがあります。表面の傷がNGの製品は事前に表面仕上げを含めた相談が必要です。
鋳造品の追加工もできますか?
FC材などの鋳鉄は加工時の粉塵が工作機械に影響を与えることもあるため、詳細を確認させて頂いてからの加工可否判断となります。
追加工したい部品の材質が分かりません。
材質不明品は試し加工により加工可否判断をさせて頂きます。
追加工の納期はどのくらいを考えておけばいいですか?
追加工対象の部品が届き次第、最短即日で出荷までの対応可能です。
※加工内容によっては、支給品の予備をお願いする場合があります。万一、加工に失敗しても製品の補償・弁償はできませんので予めご了承ください。
Point
追加工とはメーカー標準部品や既製品に対して、部分的に修正・改良を施す加工です。軽微な仕様変更を効率的に行うことができます。
追加工のご相談・お見積りはMETAL SPEEDにお任せください
当社は金属材質の部品加工を行うパーツメーカーです。社内工場にて最小1個から追加工のご依頼を承ります。お気軽にお問い合わせください。
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